LLCMの始め方(その3) 画像を用意しよう!

前回のテンプレート、なかなか面白かったでしょ?

最初、テンプレートは70種類と聞いて「70種類だと同じような画面ばかりになるのでは」と思ったけど、前回の説明を受けて、
「1種類でも画像によって全く違ったイメージになる」ことがわかったよ。

画像ってとっても重要だね!

はい。「良い画像」と「良い編集」が揃って、はじめて良いコンテンツになるんです。どっちか片方だと良いものはできません。

前回見せてもらったパンや中華料理、お好み焼き、イタリアン、そして何より大好きなお寿司の画像を見て、ほんと実感したよ!

でも… 前回言ったけど「撮影って苦手」なんだよね・・・

確かに商品画像の撮影は難しいです。

その説明だけで分厚い本一冊分くらいになるほどですから…

貴社で代わりに撮影してくれたら助かるのに…
それも3ヵ月パック料金を変えずにね!

それはぜ~ったいに無理です‼

制作費用を全て当社が持って、作ったコンテンツを無料でお貸しするという方式だけでも利益はほとんど出ないんですから。

これまでの説明を聞いてそれは理解したよ。

15秒静止画CM1回あたり9.1円って、余程細かなところまで経費管理できないと、利益なんか絶対に出ないよね。

でも、撮影が苦手で…

今回ご説明しているLLCM3ヵ月パックは、テンプレートに貼る画像(写真)がとても重要ですから、撮影については3つからお選びいただけるようにしています。

1.お客様ご自身が撮影した画像を使う(無料)
2.経験を積んだ当社営業スタッフがお客様先で撮影する(有料)
3.プロカメラマンが撮影する(有料)

うーん… せっかくだったら、あんなに安い3ヵ月パックだからこそ、自分で撮影して少しでも安く抑えたいなぁ…

了解しました。

お客様によっては、放映料が安いから撮影は多少お金がかかってもいいよと「当社営業スタッフ撮影」をお選びいただく方や、大切な商品だからこそ「プロの撮影」でより良い画像を見て欲しいという方など様々ですが、まず、ご自身で撮影する場合、どのようにすれば良い画像になるのか説明しますので、参考にしてください。

撮影にお金をかけるんだったら、できれば自分で撮影してその浮いたお金で「もう一つ別のコンテンツも出したいなぁ」って思って…

それもいいですね! では、LLCM3ヵ月パックに合った撮影の基本をご説明していきます。

一般の商品画像撮影と少し違うので、撮影知識をお持ちの方はから見ると「?」という部分もあるかと思いますが、3ヵ月パック用として聞いて下さい。

まず、撮影に関して重要な4つのポイントから。

1.横1920×縦1080 以上の解像度で撮影する。
2.商品全体が写るように撮影する。
3.その商品を使う(食べる/見る)時の角度で撮影する。
4.できるだけ枚数を多く撮影する。

解像度って聞いたことあるけど、難しいことは覚えるのが面倒だなぁ…

はい、撮影技術教室ではないので、難しい言葉の意味や細かな理由は省いて説明していきますね。 では、まず解像度から。

解像度はデジタルカメラやスマホのカメラで設定します。

3264×2448ピクセルなどといった、横×縦(ピクセル)の数字で書かれていますので、この数字ができるだけ大きなものを選んでください。

難しく考えずに設定できる一番大きな解像度を選べばいいんだね。

はい。デジタルカメラやスマホでは、

HD(1280×720)
フルHD(1920×1080)
2K(2560×1440)
4K(3840×2160)

など色々なサイズがありますので、最低でもHD(1920×1080)より大きなサイズ、できれば一番大きなサイズを選んでください。

大は小を兼ねるっていうけど、どうして大きい方がいいの?

108901920-96dpi

上の画像(特に文字)を見比べて下さい。

左は解像度1080×1920の画像、
右は元は 359×640の画像を、1080×1920に引き伸ばしたものです。

よく見ると右はかなりぼやけている感じがするね。

そうなんです。これだけ覚えて下さい。

大きいサイズで撮影した画像は小さくしてもぼやけないけど、小さいサイズを拡大するとぼやけます。

でも大きな画像をそのまま使うわけじゃないよね?

はい。必要な部分だけ切り取ったり縮小して使うことが多いです。
左下のカレーパンが元の画像で、右が編集したものです。

だから大きな解像度で撮影する方がいいんだね、拡大するとぼやけるから。

もう一つわかったことがあるよ。
左のカレーパンは全体を撮っているけど、右は必要な部分だけ。
後の編集を考えて、商品全体が写るように撮影するんだね。

大正解! それが2つ目のポイントです。

お客様が商品の一部だけを撮影したら、当社制作スタッフはそのまま使うかさらに拡大(アップ)するしかできないんです。

商品全体が写っていれば、切り取りも拡大も行えますから。

あれ? 拡大するとぼやけるんじゃなかったっけ?

はい。小さいサイズを大きくするとぼやけ方が大きくなりますが、大きなサイズを少し大きくする程度ならぼやけは目立ちません。

だから、大きな解像度で撮影していただくのがポイントなんです‼

さて、いよいよ撮影者のセンスが表れる「撮影する角度」です。

ということは、ここを失敗すると…

制作スタッフがいくら優秀でも、良いコンテンツに仕上げることができなくなります。

ほら、難しそう… わかりやすく教えてね。

はい。では、一番大事なポイントを言うので覚えて下さいね。

料理は「それを食べる時の目線から撮影」します。

食べられない商品も「それを食べると仮定したときの目線で撮影」すれば、違和感のない自然な画像が撮影できます。

上の画像は、撮影者が「料理全体を見せたい」という思いで、上の方から撮影した気持ちは解るのですが、その角度のズレが落ち着かない画像となっています。

お寿司画像は凝ったつもりでしょうが食べる目線として方向が✖。
とんかつは食べると仮定したときに目線が高く配置もガサツ✖。

下の4つの画像は、食べる時の目線で撮影しているので、全く違う4つの料理を並べても違和感がありません。

なるほどなるほど。いつも食べてる角度だと違和感がないね。

意図して高いところから全体を見せたりする場合もあっていいのですが、人はいつもと同じ視線が一番落ち着くのでこれが基本です。

うちは飲食店だから、撮影する時は料理をテーブルに置いて、食べる時と同じように座って、料理全体を撮影すればいいってことか。

そうです。

左のコンテンツには6枚の画像が使われていますが、一番下の段は手前にあるイメージで、少し上から撮影されている画像を用いていますが、全体は同じ角度で撮影されているので綺麗にまとまっています。

でた~‼ 前回のお寿司コンテンツ‼
本当に美味しそう。

右のコンテンツもすごくいいなぁ…

僕なら、お寿司を「ぜ~んぶ」見せたいとなると真上から撮ってしいまいたくなるけど、言われてみてわかったのは食べる時の角度で見るのが「一番自然」ってことだね。

1.できるだけ大きな画像で
2.商品は全体を撮影
3.角度はいつも目にしている角度が基本!

この3つを意識して撮影してみるよ。

では、いよいよ最後ポイント。
それは、「出来るだけたくさん撮影」することです。

使う画像が6種類なら、それぞれを少なくとも数枚ずつ撮影してください。

昔と違って印画紙に印刷してお金がかかるわけではないので、必要なくなれば画像を削除すればよいため、できる範囲で多くの撮影をお願いします。

綺麗に撮れたつもりでも、明るさが足りなかったり、ピンボケしているなんてことザラにありますので…

了解。たくさん撮影して、良いものだけ使ってもらえばいいよね。

ただ、最初はこれでいいのかなぁ…?ってやっぱり迷いそうだけど…

はじめてLLCM3ヵ月パックをお申込みいただいたお客様は、ご依頼があれば当社営業スタッフが「LLCM3ヵ月パック用画像の撮影」について、現地でご説明させていただきますので、ご遠慮なくお申し付け下さい。

よかった~‼ それなら安心できるよ。

あと、今回は料理が中心でしたが、例えば診療所の待合室や診察室、弁護士事務所やサービス業の作業風景などを撮影する場合も、そのサービスを受ける(または与える)人の目線で撮影するのが基本です。

立って撮影する際の視線は150㎝(女性の平均身長)を基準とし、座っているシーンは腰をかがめるなどして撮影すると、見る方に違和感のない画像を提供できます。

次回は、LLCMの始め方(その4) 文章を用意しよう!です。

はじめて申し込んだ時は、要望があれば撮影の基本について無料で説明に来てもらえるってことだから安心だね‼

自分で撮影した画像と文章で作る静止画CMが、3ヵ月間で1,080回も放映されるって楽しみ‼ 次回の文章もがんばるぞー‼

LLCMの始め方(その4) 文章を用意しよう!

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