(第3回)LLCMって? 販促物に必要なもの

前回の話で高額なCMはあきらめることにしたよ。

徒歩や自転車のお客様対象でテレビCMは合わないですね。

でも、固定客を増やすには新規のお客様獲得が必要なんだ!

店頭を歩いている人が店内に足を運びたくなる… 商品力…

それには自信がある!でも、一度食べてみてくれないとねぇ…
やっぱり、店頭に料理の写真を貼るしかないか・・・

商品写真というのは、特に料理の場合はシズル感があり綺麗な写真が必要ですが、よく目にするのは日焼けして紙が反り返って…

確かに。紙の四辺が内側に曲がっていて良く言えば「いかにも年季が入った」、悪く言えば「古く汚い」写真を目にするね。

そんな写真を見て一番に思うのは「このお店は厨房も汚いんだろうなぁ」「店主は汚れを気にも留めないんだろうなぁ」って。

そうだよね。でも、うちの店のポスターもちょっと日焼けしているけど、もうちょっと使えそうとか次の用意が面倒だとかで…

本業に打ち込みながら販促物の制作や手配に、時間をなかなか割けない現状はわかります。でも古い画像なら貼らない方がいいです。

のぼりも結構ほこりと日焼けとやぶれで、これも引っ込めようか…
でも、そうなると一体何でお客様にアピールしたらいいの?

店頭を通る人々の多くはお店のことは知っているが入らない、もしくは全く興味を持たない、あるいは過去来店されたか固定客の方。

この中のお店のことを知っているが入らない人、それと全く興味を持たない人が「お店に入りたいなぁ」って思わせる方法ってない?

都心にある大型商業施設ではウインドショッピングを行う人が大変多いですが、地方の小さな商店街などは「いつも通る道」であることから、一件一件のお店をじっくり見ながら歩くことは少ない。

歩道を正面を向いて歩きながらでも、左右に何のお店があるか凡そ頭に記憶しているので、自分に興味があるお店や目的の店舗以外に対しての視線は一瞬か、もしくはスルーします。

かといって話にもあったとおり 、いくら経費がもったいなくても、次の制作が面倒でも「汚れた販促物を放置する」のは最悪です。

理由は「店頭のポスターや料理(商品)写真が美味しくなさそう」なお店は、「美味しくない料理が出てきそうだ」という警戒感が
自然に働くからです。

時にテレビで汚い中華屋などでにぎわっているお店が放映されることがありますが、それは味で顧客を掴み口コミとテレビで集客が図れた結果であり、「汚い中華屋だから集客できている」わけではありません。

販促物にも鮮度が重要であることを認識しなければなりません。

(第4回)LLCMって? 鮮度が落ちた販促物